surprise_jak

MTCJ-1053/JAZZBANK(Minton's House)/POLYSTAR JAZZ LIBRARY/問:ジャズバンク03-3225-8252

2000年4月結成!
三好功郎を中心とした、ジャンルをカテゴライズされないバンド。
SURPRISE!
メロディアスでスピード感あふれる3吉のギター。
ファンキーで、いつもハッピーな小野塚晃のキーボード。
的確なサポートで、バンドを盛り上げまくる、バカボン鈴木と鶴谷智生の超強力リズム隊。
そして!謎?のパーカッショニスト、仙波清彦!!!!!
そんな5人が集まり、今まで聴いた事のなかった『音楽』が生まれた。
バンド名のように、いつビックリするかわかりません。


surprise


三好功郎(G)
小野塚晃(Key)
バカボン鈴木(B)
鶴谷智生(Ds)
仙波清彦(Per)


─────────プロフィール─────────


三好功郎(G)

3kichi

1983年新宿ピットインにて自己のバンドでデビュー。
1983年上京、同年新宿ピットインに自己のバンドでデビュー。その後は本田竹曠「ネイティブ・サン」、ポールジャクソン「ジャズ・フォー・キッズ」、福村博クインテット、五十嵐一生バンド、大坂昌彦「ブラックボックス」、梅津和時「シャクシャイン」、村田陽一オーケストラ 等々、様々な人気グループのレギュラーギタリストとして活躍する。
1994年から1998年の間3枚のリーダーアルバムを発表。(同HP参照)
近年は、国府弘子、本田雅人、楠瀬誠志郎、辛島美登里 等、様々なアーティストのサポートや、『矢沢永吉アコースティック・ツアー2002』のギタリスト兼バンドマスターとしての活動など、よりノンジャンルな活躍振りを見せている。
2000年4月、自身のニューグループ「SURPRISE!」《小野塚晃(key)、バカボン鈴木(b)、鶴谷智生(ds)、仙波清彦(per)》結成。1stアルバム『SURPRISE!』(ポリスター・ジャズ・ライブラリー)が満を持して発売される。


小野塚晃(Key)

onozuka

18歳でスタジオワークをスタート。19歳から8年間TUBEのLIVETOURでキーボーディストをつとめる。
シンセサイザーからオルガン、ピアノまでジャンルにとらわれないプレイで、B'z、大黒摩季、ZARD、栗林誠一郎、塩谷哲、渡辺貞夫などのレコーディングに幅広く参加。1992年4月、増崎孝司(G)、勝田一樹(Sax)とともに、フュージョンユニット『DIMENSION』結成。10月24日には15枚のアルバム“Into a new world”がリリースされた。
その他に渡辺貞夫グループのキーボードを担当。
1998年の、モントルージャズフェスティバルをはじめ、多数の海外公演に同行している。
西脇辰弥The Atmosphere、吉田治SILVER LINING、納浩一、SOURCE、など多方面のミュージシャンと精力的なLIVE活動を行っている。


バカボン鈴木(B)

vagabond

1977年クリームのジャック・ブルースのプレイを聴き、ベースを始める。
メトロファルス、パール兄弟、渡辺香津美ResonanceVoxにメンバーとして参加'93年より井上鑑プロデュース「Voice project」にてベースとボーカルを担当。
1995年バカボン鈴木PRESENTSとして、「ベンチャーズナイト」を企画。日清パワーステイションにて、渡辺香津美、白井良明(MOONRIDERS)等をゲストに迎え、ベンチャーズ本人たちも特別出演した。徳武弘文・是方博邦・白井良明・鮎川誠(シーナ&ロケッツ)・高野寛などの参加で「SUPER GUITER TRIBUTE VOL.1」を企画し、ライブレコーディングを行う。'96年より「PONTA BOX」(村上ポンタ秀一/佐山雅弘)に参加し活躍中。
CM・映画音楽をはじめさまざまなジャンルのアーティストたちのライブ、レコーディングに多数参加。


鶴谷智生(Ds)

tsuruya

1990年代より、伊東たけしgroup、是方博邦band, Chcken Shack、高崎晃projectなどでの活動を経て、現在十数組を超えるセッションで活躍中。住友紀人、JET-DAN, 小島良喜・金澤英明、上野耕路などと共演を続けている。
最近の鶴谷智生氏参加作品
ザ・エザキマサル/「ビート文豪 処女作集〜我が愛しのロミ篇」(POCE2029)
ザ・エザキマサル/「ビート文豪 主題歌〜ビート文豪 根津ェ」(POCE2048)
映画「SEOUL」オリジナル・サウンドトラック/音楽:住友紀人(UUCH1044)
ドラマ「恋ノチカラ」オリジナル・サウンドトラック/音楽:住友紀人(BVCS27015)


仙波清彦(Per)

senba

3歳の頃より父(仙波宏祐)に師事し、日本伝統打楽器(小鼓、太鼓)を学ぶ。10歳になり歌舞伎界に入り国立劇場、歌舞伎座に多く出演。
1978年フュージョングループ“ザ・スクェア”に参加。翌年には、松任谷由実のツアーに、“ザ・スクェア”のメンバーとして加わる。
同グループ脱退後はスタジオ・ミュージシャンとして活動する傍ら自己オーケストラ“はにわ”を基盤に様々な国内外のミュージシャンと共演し、ミュージカル、音楽劇、CMなどの音楽プロデュースも手掛ける。
1992年より、「エイジアン・ファンタジー」にHANIWAとして参加、1998年より大規模なオーケストラ「エイジアン・ファンタジー・オーケストラ」となり、団長を勤め、毎年公演される。数年前には、ベトナム・インド・フィリピンの各国をツアー。2001年には、全国4箇所(宮崎・大阪・名古屋・東京:国際フォーラム)で公演を行い、全ての公演が各地で絶賛される。最近では、「骨盤クラッシュ!ライブ」と銘打ち自身がリーダーを務めるグループUNIT SEMBA改めSEMBA SONIC SPEAR(2003年2月10日アルバムリリース)及び、新ユニットTHE NEWS(仙波清彦・高橋香織・橋本歩・山田貴之)を結成その後丸山明子(Vn)笠原あやの(Vc)を向えGener-lessと改名、現在に至る。

──────これがCD『SURPRISE!』のレコーディング風景だ!──────

とある、うららかな小春日和の午後、我々サプライズ!の面々は高円寺にある老舗ライブハウス「JIROKICHI」に集結した。そしてメンバーが全員店内に入ると、素早く店の内側からはカギが掛けられたのであった。といっても、別にこれからイケナイ遊びやアブナイ謀略が始められる訳ではもちろん無い。今日、我々はここでレコーディングをするのだ!では何ゆえにスタジオではなく、ここ「JIROKICHI」でレコーディングなのか?世の中にライブハウスと名のつく店は数あれど、店内の雰囲気はもちろんの事、実は僕はここの音が世界中で一番好きなのだ!(あ、いま全国のライブハウスの親爺を敵に回してしまった様な気が・・・)まあ、その心地良い空間で、気心の知れたスタッフと共に、リラックスしたメンバーの音を録りたい、というのが今回の僕の狙いである。(もちろん自分がリラックスできるというのが一番の理由なんだけれどね)しかし、問題が2つ!ひとつはあまりに多忙なメンバー達ばかりゆえ、全員が集まって音が出せるのは、今日一日だけだという事。(つまり一日で全て録り終えなきゃイケないって事ネ)そしてもうひとつ、正規のレコーディングと異なり、ここは専用のブース(個室)が無い。通常レコーディングは各プレイヤーがおのおの完全防音されたブースに入り、ヘッドフォンを付けみんなの音をを聞きながら演奏する、というのが普通である。今日はトーゼンながら仕切り無しの素通し状態。何故それが問題なのかって?チッチッチッ、お客さん、素人さんだね?よろしいご説明しよう。つまり楽器別に音を録る事が出来れば、あとで各楽器のバランスを整えたり、音色を変えたりするのが容易に出来るのはもちろんの事、不覚にも誰かが本番中にトチッたとしても「や~すまん、すまん」などと苦笑いしながら、そいつはそこのパートだけをやり直す事だって出来ちゃうのだよ。ひつこい様だけど今回は素通し。当然いろんなマイクにいろんな音がかぶる。ドラムのマイクにギターの音が、ドラムのマイクにパーカッションの音が、ドラムのマイクにピアノの音が(全部ドラムのマイクかよ~!)コホン、つまりそういった訳で、直しはほぼ不可能。よってメンバーの皆様、気合いを入れて一発で録っちゃいましょ~と、こういう事なのであります。長々と録音方法の説明ばかりしてしまったが、無論そんな事、これからCDを聴いて下さる皆様方におかれましては、何の関係もへったくれも無いのはジュウジュウ承知の上でござる。メンバー同志のそこはかとない緊張感を感じて頂ければイイナァ、と思ったのであります。そう、これはまさしく観客のいない「ライブ・レコーディング」なのでありました。
午後3時頃「日常の風景」で幕を開けたレコーディング・ギグが終わったのは、日付も変わった午前3時すぎ。延々12時間のマラソン・セッション、全9曲を録り終えた我々5人の瞳孔は完全に開いていた。ビ~~ン。もはやおじさんの域に十二分に達している我々にとって、こいつは少々過酷な労働なのでしたが、しか~し!今、あなたの手元にあるこのCDを聴いて見給え!そんな事を微塵も感じさせないこの溌剌とした素晴らしい演奏の数々を!!(自分でいうな~~!!)おじさん達、伊達に歳はとっておりません。やる時ゃやります。ここに構想2年半、録音1日(実をいうとアコースティック・ギターをかぶせたり、ボイスを入れたりでもう1日使っちゃったんだけどね)、サプライズ!の1stアルバムはここに堂々の完成を見たのであった。今はこのアルバムの発売をメンバーと共に素直に喜びたい。苦しかったあの時期、あの曲。(たった1日なんだけどね)そして何よりタイムリミットのあるハードな作業の一部始終に最後まで付き合い、根気強く仕事をやり抜いてくれたエンジニアのWAOさんに心からの感謝とリスペクトを捧げたい。ありがとう!!・・・・ごたくはこのくらいにして、あとは皆さんの時間です。みんな、ゆっくり楽しんで聴いておくれ~!!
三好“3吉”功郎


皆様ご存知のとおり、今回のCD『SURPRISE!』は、通常のスタジオを使わず、ライヴハウス『JIROKICHI』を舞台に行われました。
ここでは、そのレコーディング風景のあれこれを写真&一言コメントで振り返ってみたいと思います。
しっかし、改めて見るとよ~やったわ。ホンマ.....。
(写真:山下ピロ氏、文章:3吉)


4894

ご覧のとおり。この様にして、あの名作『SURPRISE!』は生まれたのであった。アットホーム~~~~!!


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黙々と弾いてます。譜面を観てるふりしてますが、実は全然見てません。


4902

師匠!動きが速すぎて見えません。
多分シェーカーをシャカシャカやってます。
その前で心なしかグッタリのローディ郡司くんがナイス!


4904

見よ、この簡易的個室!
このベニヤ板2枚で我らはドラムの音の完全分離に成功したのだ!!(って成功してないっちゅ~ねん)


4906

小野塚さん、アコースティック・ピアノを弾くの巻!
通常の場所ではなく、この様に店の奥にピアノを移動してレコーディングしたのであります。


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プレイバックを聴く両巨匠。でも、よく見ると向こう側の巨匠は眠ってるみたい?


4919

まさにレコーディング本番まっさい中!
3吉くんは相変わらず譜面を読んでるフリ。
仙波さんの丸い背中がプリティ!


4922

究極のMドラマー鶴谷智生。(体調が悪くなればなるほど、もの凄いソロを聴かせてくれる)


guitar

bass

drum

key

per


4925

今回はいろいろな楽器を弾いてくれました。
ベースはバカボン鈴木!
この一ヶ月後病に倒れちゃったんだよね......。


4927

客席に店ひろげてます。
スーパーパーカッショニスト・仙波清彦!


4974

人が良いばかりに、3吉くんにピアニカまで吹かされたりと、コキ使われたのに、文句一つ言わずに耐えて楽しんでくれた、キーボード、小野塚晃!
ひょとしてあなたもM?


5057

胡弓を弾くバカボン氏。
他にもマンドリンを弾いたり、声明(しょうみょう)を歌ったり、ベースまで弾いてくれまし(笑)


4965

ハードなレコーディングの合間にも、束の間のティータイムブレ~イク。
和んでま~す。


5067

こりゃ、完全に自分の音に酔ってますね。自分が酔わんで、人酔わさんかい!!!


5072

この数秒後にヘッドフォンがズリ落ちてレコーディングが中断されました。(3吉くんがコーフンしすぎて頭を振りすぎたのが原因)
だから自分が酔わんで、人酔わさんかいっ!!!


5076

遊びに来ただけなのに、「FORGIVING」で急きょラップを歌たう事になったルース。
この時は、まだ歌わせられる事に気がついてなく、楽しく談笑している。
へっへっへっ飛んで火に入る夏の虫。逃がさへんで~~~~。


5079

というわけで、10分後鶴谷氏が作った訳詞を見ながら、歌うルース。
心なしか涙目?です。


顔にカゲ入っちゃってごめんなさい。(by山下)






[番外編]
st_4955

レコーディングをアシストしてくれた、小玉竜三くん。
口からエクトプラズマ出してます。


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我らがマネージャー、ヤマヒロ氏。髪の毛がまるで、佐渡の荒波。


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女性スタッフの輿水真里ちゃん。
後ろ向きですみません。仙波さんのパーカッションを物色中。もももももしや...........盗....。


st_4963

JIROKICHIスタッフでPAアシスタントもやってるYUKIちゃん。
いつもクールで頼りになります。


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今回の立て役者JIROKICHIのエンジニア、WAOさん。
めずらしく仕事をしてます(笑)
(いつもしてますってば....byWAO)