「パイナップル・アイランド」KINGRECORD/PADDLEWEELE(KICJ-297)

Albm_2


1.パイナップル・アイランド

2.リトル・レイニー・ソング

3.セブン・クラウンズ

4.インフュージョン、アウト・オブ・フュージョン

5.ソー・ロング・ヴァケーション(トゥーツ・シールマンスに捧ぐ)

6.フォー・ウエディング

7.スマトラ

8.ワルツ・フォー・モーニング・リーブス

9.カリプソ・キング

10.ジャスト・ユード・ビー・ヒア

 95年末に発売された1stアルバム「サンキチズム」は、おかげさまで各方面の評判も上々、そしてJazzギタ ーアルバムにしてはかなり売れたようです。(まあ、デビューアルバムってのは、ご祝儀で買ってくれる人も多いんだよね)しかし、そーなると当然出てくるのが、2枚目のCDのお話であります。実は僕の中では、1枚目の「サンキチズム」を録ってる時か(?)次回作のアイデアは、もうほぼ決まっていたのであります。(作れるかどうかは別 にして)
  それは(1)とにかく2枚目は全曲オリジナルで勝負しよう。それと(2)メンバーには昔から新宿PIT INNの朝の部から一緒にやって、苦楽を共にした塩谷“SALT”哲氏(key)と、ヤヒロトモヒロ氏(per)に必ず入っていただこう。(3)Jazzを知らない人や、ムズカシイと敬遠気味の方にも親しんでもらえるような、ポップで尚かつグレードの高いものを作ろう。この3点を軸に新しいアルバムを作りたいと、プロデューサーの中尾氏に述べたのでした。さあそうやって出来上がった、私自身非常に思い入れのあるアルバム「パイナップル・アイランド」の私ならではの曲解説を、これからご披露いたしましょう。

1.「パイナップル・アイランド」
 もう1曲目はこれしかナイですよね。て、ゆーかー、他に何持ってくんのよ、みたいなー。超イケテル感じみたいなー。スミマセン。のっけから言葉が乱れまして…。 コホン、えー、この名曲(!?)は、実はもう10年以上前に作られた曲でして、先ほど出てきた「新宿PIT INN朝の部」時代からやっていました。といっても分からない人達もいると思うので、ご説明しましょう。昔、新宿PIT INNでは「朝の部」「昼の部」「夜の部」と毎日違うBANDが3つ出演していたのです。ちなみに渡辺貞夫さんや山下洋輔さん等、大御所スターの出演は当然「夜の部」(19:30~)。そこを目指す中堅どころが「昼の部」(15:00)。でせっせと技を磨き、さらに若輩の下手くその、しかしやる気とナマイキさだけは誰にもマケヘンで!という、まあ、いわゆるペーペーですな、ぺーぺー。そういう青春真っ只中の若者が、主に「朝の部」(12:00~)に出演していたのだ。
 その当時は、SALT君もまだ芸大の1年生、トモヒロ氏もカナリヤ諸島より帰国して上智大学に通 ってて、外国人度8割くらいの時でした。その頃よく「朝の部」で一緒にやっていた他の仲間達はといえば、思いつくままあげると、五十嵐一生(tp)(よく寝坊して遅刻するんだ、コイツは。でも自分のBANDでもチコクしてくるので許す)、角田健/つの犬(ds)(こいつもよく遅刻してたな)、外山明(ds)、佐野康夫(ds)、八尋洋一(b)、村田陽一(tb)、上村勝正(b)、etc…。みんな偉くなったネエ~(泣)、おじいさんは嬉しいよ。え~と、何だっけ…。あ、そうそう「パイナップル・アイランド」はその「朝の部」でやってた頃に作った曲という事です、ハイ。ちなみに「パイナップル・アイランド」というのは、僕が大学生時代住んでいた宮崎の青島のイメージからとったものです。大学生の頃は夏になると授業をサボリ、仲間達とクーラーにバドワイザーをいっぱい詰め、青島海岸に遊びに行ったものです。そして、さんざん海で遊んで、夕方街に帰る頃には、道端に何人もの冷やしパイナップル売りのおばちゃんが立っているんです。ビニールに入れたパイナップルを氷に入れたヤツ。一袋100円だった。それを買って車の中で食べるのが、最高に幸せな僕の青春の味でした。多分今でも青島に行けば、おばちゃん達がパイナップルを売っていると思います。100円かどうか分からないケド。
 さて、レコーディング時も、アルバムの曲順同様、これが1番最初に録音されました。このアルバムが初レコーディングとなるドラムの宇山満隆氏が、異常にキンチョーしていたのを思い出します。これは1枚目と違い、割と行き方とか曲のサイズをあらかじめ決めてやってるので、前回のポンタさんの「3吉~、ここ7/8拍子にしようゼ~」みたいな、横紙破りの禁じ手連発という事態はあまり起こらなかったのですが、それでも、キンチョーした宇山君が「じ、じゃあ、行きますよ、い、い、い、いいですか。えと、よし、はい、いきます、1、2、3、4」で、メチャ早いテンポで出たり、逆に滅茶苦茶遅いテンポで出たりして、皆を慌てさせたのもいい思い出です。でもほんとうに、夏この曲をかけながら、日南海岸あたりをドライブすると最高に気持ちいいですよ。是非おためしあれ!(時間とお金にヨユーのない人は、近くの海岸ですませてもよござんす)

2.リトル・レイニー・ソング
 このちょっともの悲しい様な不思議な感じのボサノバは、僕が雨の降る日に部屋の窓からぼんやり外を眺めていた時に浮かんだ曲です。窓ガラス越しに、ひとすじ、ふたすじと流れてゆく雨の雫を見るのが割と好きで(僕は基本的には快晴であれば、それだけで超キゲンの良い、単純なお天気男なのですが)そういう雨だれを見ながらギターに触ると、なぜかボサノバが出てきちゃうんですね。決してロックン・ロールは出てこない。地味な曲ですが、僕は割にこの曲が好きです。SALT君も、とてもリリカルで美しいソロを弾いています。キャッ、SALT君、ス・テ・キ!

3.セブン・クラウンズ
 これはもうライブでやる度にお話しているので、ご存じの方も多いと思うのですが、将棋の羽生善治さんが将棋界にある7大タイトルを、全部獲っちゃった時にお祝いに作った曲です。というのは実はウソです。本当はこの曲の大体の形は、その2~3年前には出来ていたのですが、ずっとタイトルが決まらなくて…。そこに羽生さんのニュースが飛び込んできまして「お、とーとーハブ(呼び捨て)も7冠王か。そーいや、この曲も7拍子てか。よっしゃ、めでたくSevenCrowns!決まり!!」完全な便乗商法ですナ(商売になっとるんかい?)。
 ま、それはともかく、皆様方の中には1曲目、2曲目と、ゆったり心地良く楽しまれてて、この3曲目でいきなり「ドカ~ン」ときて、あわててオーディオのボリュームを絞った方がいらっしゃるのでは?かく言う私もそうだんですよ。もとい、そうなんですよ。申し訳ありません。実は、実際この曲だけ他の曲よりちょっとだけ音量 のレベルが高いんだよね。これはマスタリング時における、イージーミスなのであります。(マスタリングの意味、分かんない人。お家に帰ってお兄さん、お姉さんに聞いてみよー)まあ、多少意識的にも音量 は変えたんですがね。とはいえ、自分でもいつもビックリしてるんで、イヤになります。
 さて、曲の中身ですが4拍子と7拍子が入り交じり、途中でブルースも出てくるという、非常に私らしいというか、支離滅裂というか、なんか勢いだけで乗り切ってる演奏です。それでもしっかりリーダーは(ボクのことね)7拍子で、しかも小刻みにコードが変わるすごくムツカシイ所のソロはSALT君に、4拍子でワンコードですごく簡単な所のソロは自分にと、キチンと正しく振り分けてますね。さすがリーダー。ちなみに、僕のソロの途中から、宇山君のドラムが2拍くらいずれているのはお気づきになりましたか?コレ本番直前に、例によってポンタさんゆずりの悪いクセが、僕に出てしまった結果 なのです。実はベースパターンを変えたんですね。ベースの頭にルート音(A)が来ない、ちょっと変則的なパターンにしたのですが、直前に変えられたベースの慎ちゃんも大変だったと思うけど、ドラムはもっと大変!初々しい宇山君は、それにまんまとひっかかったという訳で…。ヤーイ、ヤーイ。(って、喜んでる場合か)演奏後、プレイバックして聴いて、みんなすぐにそれには気づいたんだけど「なんか、ミョーな所でアクセント入ってきて面 白いじゃん」という誰かの一言で、即OK。ただ一人、宇山君だけはフクザツな顔をしてうつむいておりました。宇山君、ゴメンね。

4.インフュージョン・アウトオブフュージョン
 非常に軽い感じのメロウ(?)な曲です。作った時のイメージとしては、割と70年代のCTIレーベルの8ビ ートがあったんだけど、出来上がってみると全然違う感じになっちゃった。でも、めったにライブでも演奏しないこの曲、不肖この3吉は好きなのです!実は。特に盛り上がる所もなく、淡々と進んで行く感じが自分好みなのかも。風通 しのいい海辺の部屋の感じ。タイトルがなかった頃、この曲はメンバーのみんなから「ダメなのね~。ダメなのよ~」と言われていました。何故なのかは、この曲のメロディに合わせて、この言葉を口ずさんで頂ければ、自ずと分かるでしょう。トモヒロ君のコンガと、SALT君の昔風エレピの音が非常に気持ちイイです!

5.ソー・ロング・バケーション
 さあ、やってまいりました。これぞ3吉君、究極のなごみもの。これはやっぱり、夏の天気の良い日に、海べりでハンモックに揺られながら、のんびりしたい気分になる曲ですね。(但し、UVカットの日焼け止めクリ ームは必ず塗る様に)あんまり極寒のシベリアとかで、犬ゾリに揺られながら聴きたくはないナア。
冒頭に聞こえる動物の鳴き声は、子供の頃僕が飼ってた生き物達の声を集めたものです。最初にコオロギ(は飼ってなかったな。周りにいっぱいいたけど)、え~と、それからヤギ(メエ~)、続いてネコ(ニャ~ン)、そして最後はイヌ(ワンワンワン)。他にもインコや文鳥やニワトリなど、子供の頃はいろんなやつらを養っていました。(養ってた、というのはヘンか)よく僕はイヌ派、ううん私はネコが好き、なんて人がいるけど、僕はどっちも好きですね。本当にイヌもネコもどっちもそれぞれにカワイイ!
 この曲は10分くらいで出来ちゃったんですが、それが全然自慢にならない位 単純なメロディーです。しかし、その単純なメロディーを異常にキンチョーしながらハーモニカで吹いてるSALT君。ホント、一体何回取り直した事だろう。彼と僕の共通 のアイドルといえば「トゥーツ・シールマンス氏(g.hrp)」その人ですが、SALTに引き続き僕もヘタクソな口笛を吹いてます。ちなみにsaxの臼庭君は、この曲ではトモヒロ氏と一緒にパーカッション担当。時々入るちょっとズレた様な打楽器の音は、間違いなく彼です。タイトルはその頃TVで流行ってたドラマ「ロング・バケーション」からとりました。ええんかい、それで!!
 ライブでもたまにこの曲をやるんですが、これをやると自分自身でも不思議な位 フワア~ッとリラックスした気持ちになります。僕にとってはトゥーツさんとの縁も深める事になった、とても大事な曲になりました。

6.フォー・ウエディング
 これはもう、そのものズバリ結婚式の為に書いた曲です。僕の親父の長年の親友である、Nさんのご子息の結婚式が地元大分で行われる事になり、ついては「イサオ君(ボクの事ね)、ぜひうちの息子の披露宴で演奏してくれんじゃろうかね?」とお願いされ、まさか「瀬戸の花嫁」でお茶を濁す訳にもいくまいと思い、急伽作ったのがこの曲なのです。バンドマンというのはこーゆー時、割とすぐ使われるのよ、ホンマ。京都にいるうちの次兄の結婚式の時なんざ、わたしゃはるばる仕事先の沖縄から飛んで、兄貴の友達の歌の伴奏で「兄弟船」とかやったもんなあ(涙)。
まあ、なんにせよ、結婚はおめでたいですね。たとえ(!)その後二人がどういう形になろうとも(!)、やっぱ結婚はいいもんですよねえ。僕は今独身だけど、なぜかよっく分かります。
 一応この曲はサビにマイナー風な部分がありますが、これは「ケッコン生活も、いつも良い事ばかりがあるとは限らないんですよ。時には嵐が来ることもある。ヒョウが降るかもしれない。そんな時でも2人助け合って、いたわり合って、その絆を深めあい、共に白髪の生えるまで仲良く暮らして下さいね」という、僕からのささやかなメッセージです。だから最後はちゃんと「アーメン」のコードで終わってます。メデタシ、メデタシと。(和式のケッコンした人達はどーなるんだの声あり。完全に無視)

7.スマトラ
 「スマトラ」とは何ぞや。確か日本のずーっと南の方にスマトラ諸島というのがありますよね。あれと多分関係あると思うんですが、これは実は熱帯魚の名前なのです。昔、友達が飼ってた様々な魚の中に、コイツがいました。とても獰猛で、気性の激しいワルイ奴なんですよ、これが。そんなイメージから、この曲のタイトルを名付けたんだけど、このアルバム中一番Jazzっぽい曲ですね。もう今では滅多にライブで演奏しないナンバーのひとつです。
 ちなみに後半「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」みたいになってた所は、SALT君がマリンバを叩いてます。あと最後の方に遠く夜汽車の汽笛のような音が聞こえた、と思ったアナタ。アナタはスルドイ!実は九州発、東京行きの寝台特急「ふじ」の車内からの音を、オーバーダブして入れたのです。(またしても、KING 効果音大全集より)僕も昔は上京する時に、この寝台車を使った事があり、トラックダウン時に発作的に、なにかこの音を入れたくなっちゃいました。

8.ワルツ・フォー・モーニング・リーブス
 これもめったにライブでは演らないナンバー。個人的にはこの女々しい曲調は、自分らしくて好きなのですが、何かあまり評判良くないんだよね、コレが。今回改めてCDを聴き直しながらこれを書いている訳ですが、僕の曲って前曲の「スマトラ」もそうだけど、keyがあいまいなものが多いですね。こうやって聴くと。何かそういうクセみたいなのがあるみたい。ハッキリさせたくないみたいな。
 saxで参加してくれた臼庭君は、このレコーディングではアドリブソロがなかったり、テーマ部分だけ吹いてもらうとか、そういうのが多かったんだけど、なんとこの曲では最後のテーマの後半まで出番無し。スタジオで本当につまらなさそうにしていたのもイイ思い出です。

9.カリプソ・キング
 アルバムもいよいよ佳境に入ってまいりました。この突発性フリーJazz風カリプソもどきは、2日間に渡るレコーディングの最後に収録したものです。(こうゆうアルバムを、たった2日で録り終えるなっちゅーねん)なんせ前日のリハも含めると、メンバー全員、もう3日徹夜の様な状態。このTAKEが録られたのは、確か日付が変わった午前3時半ごろ。その日もスタジオに朝9時ごろから入ってやってたから、もう正直な話ヘロヘロになってます。目の前にシ◯ブがあったら、すぐ打ちたいくらい。(ウソウソ)そんな中で誰かが急に言い出した。「もうさー、テンポなしで、せーので始めちゃおうよ。後は野となれ山となれ。大丈夫だよ。これまで音楽の歴史上、終わらなかった音楽ってなかったんだから。きっと終われるよ。さあ録ろう。すぐ録ろう。今録ろう」そりゃま、確かに終わらない音楽は無い訳だけども…。言われた僕とSALTが急いでエンディングを作り(あれ~、じゃあ後ひとりってだれかな~)全部で3TAKE収録。これがどれも面 白いのよ、ホントに。それで迷ったあげく、3TAKE目の前半(フリーインプロビゼーション部)と2TAKE目の後半(テーマ部)をつなげる事にしました。どこでつながってるか、分かるかナ?
 ちなみにタイトルの由来は、キングのスタジオで録ったカリプソの曲だから「カリプソ・キング」これもその時、僕がつけたタイトルです。全員すぐサンセイ。その時のみんなの頭の状態が良く分かるエピソードです。

10.ジャスト・ユード・ビー・ヒア
 アルバム最後を飾るこの曲。実はレコーディング当日まで、4小節しか出来ていなかったのです。このアルバムは、通 常入ってるライナーノーツを入れずに(それは別にポスター裏にライターの熊谷美広氏が書いてます)、その代わり写 真をいっぱい載せているんですが、その中に必死に譜面を書いている僕の写真が数枚あります。この時「Just You'd be Here」を書いてた訳です。もう火事場のバカ力。タンスをかかえるおっ母さんの気持ちでこの曲を書きました。でもその割に、曲の雰囲気はゆったりしてるんだよね。
 この曲は今でもライブの最後にやる事が多い。僕自身もとても好きなバラードです。ちなみにタイトルは、ライブに良く来るお客様に付けてもらいました。



 さて、さっき写真の話が少し出ましたが、アルバムの内ジャケにはレコーディング風景のスナップに混じって、ちょっと大きめの写 真が何枚かトリミングされてます。これ僕が使い捨てカメラで撮った故郷の別 府と宮崎の写真なんです。その中には、何故か1枚、トモヒロ、SALT両氏との3ショットがありますが、これはさっき書いた「カリプソ・キング収録直後プレイバックを放心状態で聴くバカ3人」の証拠写 真でやんす。スゴイ顔してます。あとそのスナップの中に1枚、ネガ裏返して焼いちゃったやつがあります。さてそれはどれでしょう。お分かりになった方はメッセージボード、もしくは僕のe-mailに遠慮なく書き込んで下さいね。お待ちしてまーす。 あ、写真で思い出した。この、ものすごい(?)賛否両論(否の方が多かったけど)アルバムジャケットの写 真は、何を隠そう僕のアイデアで作られたものです。ハイ。文句ある奴出てこ~い!大体僕の今までに出した3枚のアルバムのジャケットデザインは、ほとんどワタクシめの独断で決めて作ってもらってたのですよ。そこでこの「パイナップル・アイランド」の写 真撮影当日のことなんですが、六本木のフォトスタジオに向かう途中、発作的にイメージ(つまりパイナップルに囲まれてバカ笑いするオレの図ですな)が湧いたアホな私が、プロデューサーの中尾氏をそそのかして(?)六本木の明治屋に行き、いくつかパイナップルを買ってスタジオに向かったと。つまりジャケットい写 ってるパイナップルは、自分で購入したものだったんですね~。コワイですね~。それと、あのジャケットのパイナップル、合成でもなんでもなし。照明スタンドに針金で結わえたパイナップルを4本立てて、スタンドが写 らないようにうまく身体でかくしながら撮ったものです。この写真を撮ってる最中、針金であけたパイナップルの穴から、果 汁がポタポタこぼれ落ちてきて、僕の背中にたれてきて実際はあんな笑顔とは程遠い「きもちワリーイ!」気分で撮影を終えたのでした。撮影後、スタッフみんなで、あのパインを食べたのは言うまでもありません。チャン、チャン。